2009年4月3日

日本高周波、冷間ダイス鋼を開発 耐かじり性大幅改善

 日本高周波鋼業は2日、金型の損傷を抑える耐かじり性を大幅に改善した、ハイテン成形用金型鋼材として冷間ダイス鋼「NOGA(ノーガ)」を開発、販売を開始したと発表した。

 燃費改善と衝突安全性向上のため、自動車メーカーでは高張力鋼板(ハイテン)の使用が拡大、自動車のプレス成形では高強度化に伴い金型への負荷が増大し、金型寿命の向上が課題となっている。

 成分系とつくりこみ技術の見直しで耐かじり性などの特性を高め、さらに同社子会社であるカムスの中部テクノセンター(愛知県瀬戸市)での表面処理(マカオンコート)を施すことで、より特性がアップする。今後、カムスでの表面処理と合わせ、拡販を図る。

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