2009年4月9日

方向性電磁鋼板、今年度も需給堅調

 世界的な鉄鋼需要の急減によって薄板類を中心に高炉メーカーの操業は大きく落ち込んでいるが、方向性電磁鋼板(GO)はエネルギー需要の増加、新興国を中心にした社会インフラの整備などを背景に需給が堅調に推移している。

 新日本製鉄、JFEスチールのGO製造ラインはいずれもフル操業の状況。需要低迷にあえぐ他の薄板品種を尻目に収益的にも唯一の黒字品種とされる。世界的に環境対策が強まる中、製造メーカーが限られるという技術先進性もあり、引き合いは強く、2009年度についても需給の大きな崩れはなさそうだ。







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