2015年1月13日

方向性電磁鋼板、国際需給タイト化続く

 方向性電磁鋼板(GO)の国際需給が、タイト化の様相を強めている。各国で強まる環境規制の強化を背景に、鉄損率の低い高効率品(レーザー仕様の薄手材)のニーズが高いためで、国際市況は昨年1年でトン当たり約700ドル上昇。板厚0・3ミリ以下のレーザー仕様・薄手材を安定的に供給できるメーカーが限られていることもあって、当面、需給が緩和に向かう公算は薄い。国際市況の上昇で、国内価格と輸出価格の内外格差が逆転、国内高炉メーカーは来年度上期以降、国内の重電・変圧器メーカーに対して値上げを要請する姿勢を固めた。現在詳細を詰めており、需給状況を丁寧に説明し、需要家の理解を得たい考えだ。







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