2014年9月26日

方向性電磁鋼板、国際市場で価格回復 環境規制強化 需給ひっ迫

 国際マーケットで、方向性電磁鋼板(GO)の価格回復が続いている。欧米、インド、中国、日本などで環境規制が強まる中、需要旺盛なハイエンドなHGOが引っ張る形で、方向性電磁鋼板全体の需給がタイト化しているためだ。HGOを生産する極東3ミル(新日鉄住金、JFEスチール、POSCO)はいずれもフル生産で、中国の宝山鋼鉄などもHGOに特化した形になっているもよう。こうした中、中堅のトランスコアメーカーが資材手当てを急いでおり、価格回復が遅れていた低グレードのCGOについても、中東向けスポット市場で約1年半ぶりにトン当たり2000ドル(C&F)を回復したケースも出ている。







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