2009年6月9日

薄板市況 まだら模様 東京地区

 東京地区の薄板市況はまだら模様となっている。在庫調整の進展などを背景に熱延材が値上げムードを強める一方、建築需要の不振を映して表面処理鋼板は現状の価格を維持するのが精いっぱい。

 高炉メーカーの2009年度の薄板ひも付き価格交渉がおおむね1万5000円程度の値下げで決着し始めているだけに、コイルセンターや流通業者の間に価格是正に向けた機運は高まっているが、需要分野によって回復ピッチ、在庫調整の進展ペースの相違も顕在化しており、しばらくは品種によるは行性を示す展開が続きそうだ。







本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more