2009年7月31日

高炉5社、全社経常赤字 4-6月

 高炉5社の2009年4―6月期の連結決算は全社が経常赤字となった。世界同時不況による鉄鋼需要の減退を受けての販売数量減と価格低下で収益が悪化し、原料のキャリーオーバー(前年度契約分の高価格原材料の入荷)や在庫評価損など一過性のマイナス要因が加わった。

 JFEホールディングスと住友金属工業は四半期決算開示後初の経常赤字、新日本製鉄、神戸製鋼所、日新製鋼は2四半期連続の経常赤字となった。