新日鉄、ブリキ２万円値上げ

　新日本製鉄はブリキ、ティンフリースチールの国内価格をトン当たり２万円、４月出荷分から引き上げる。

　２００８年７月以来の値上げとなる。高炉原料の供給側が四半期ごとの値決めを求めているのに対し、新日鉄によると、ブリキ需要家の製缶メーカーは年度契約、素材価格の安定を要望している。ただ、原料価格が大きく変動する場合は年度内でも追加値上げせざるを得ないとしている。