2010年6月2日

印タタ、原料投資を拡大

 印鉄鋼大手のタタ製鉄は、モザンビークで進めている炭鉱山開発「ベンガプロジェクト」の5月の第3期事業化調査で経済性に見合う産出量を年間2000万トンと確認した。埋蔵量は5億200万トンと前回調査に比べ84%増加。

 確保した印国内外の炭鉱石鉱山の全埋蔵量は7億1000万トンと前年4月に比べ2・26倍に増えた。グループ粗鋼約3000万トンのタタは能力拡張を進めて2015年に5000万トンをめざしており、需要が増える原料の自給率を高め、競争力を保つ。