2010年7月1日

日本鋳造、高品質の量産図る

 JFEグループの大手鋳造メーカー、日本鋳造(菅昌徹朗社長)はこのほど、真空脱ガス炉を改造して大型化し、高品質製品の量産化を図った。液晶の製造サイズが拡大するなど、要求される鋳鉄構造物が大型化しているため。4トン炉を8トン炉に改造し、歩留まりを2倍に高めた。

 生産性の向上によって、低熱膨張合金材や石油掘削用など、特殊用途の受注を増やすとともに、高炉溶銑を原料とする強みを生かし、寒冷地での風力発電設備向けに注力していく方針だ。







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