2010年11月19日

CSCと宝鋼、原料投資で本格協議

 台湾の中国鋼鉄(CSC)が、中国の宝鋼集団と海外鉄鉱石事業への共同投資で、本格的な協議に入ったようだ。大手資源会社の寡占化による資源価格の高騰で、収益が低下するなか、資金協力によって原料の自給率アップを狙う。

 中国では武鋼集団が、アルセロール・ミッタルと原料開発で提携。武鋼はすでに海外鉱山の開発に取り組み、2015年に鉄鉱石の100%自給をめざしている。資源会社に対抗するため、鉄鋼メーカーの国際連携による資源開発が活発化してきた。

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