2011年4月4日

特殊鋼、生産調整が課題 上期

 自動車生産の停滞を受け、特殊鋼の需給調整が課題となってきた。高炉・特殊鋼電炉の受注量がさほど落ちない中で、中継地での在庫が徐々に積み上がっており、一部メーカーが減産の検討に入った。自動車生産は7月ごろには回復軌道に乗るとみられ、夏場以降は需要が増える見通し。

 震災で被害を受けたメーカーの復旧状況によるが、需要が戻るにつれて、生産が一転してタイト化する可能性がある。需給の見極めと生産の高度の調整が、上半期の大きな焦点となりそうだ。







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