2011年5月12日

アジア鉄鋼企業が苦戦 鋼材値上げ最大課題

 アジアの主要鉄鋼メーカーは、1―3月の業績が前年同期比で悪化した。鉄鉱石など原料価格が高騰、需要は中国が政府の経済調整で成長が鈍化、鋼材価格も軟化した。

 4―6月は原料価格が上昇、東日本大震災の影響で自動車など一部需要が減退している。「2011年は原料高と製品の低市況で収益が低位で推移する」(中国・宝山鋼鉄)見通し。鋼材値上げが最大の課題となるが、原料高の構造が続く中、企業合併や原料権益確保によって、収益力を高める動きに拍車がかかりそうだ。







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