2011年7月6日

鉄鋼各社、在庫圧縮と販価改善が鍵 第2四半期

 2011年度第2四半期(7―9月)がスタートしたが、鉄鋼メーカー各社にとっては、第3四半期以降に見込まれる市場環境の好転を、収益回復に結びつけるための国内鋼材在庫の圧縮と、鋼材販売価格の底上げが最大のテーマとなる。

 国内市場は需要回復局面で、鋼材輸入も増加傾向にあることから、「在庫圧縮のための生産・販売のかじ取りは難しい」(高炉首脳)とされるが、東日本大震災による混乱を抜け出し、米リーマン・ショック後の回復過程に戻るための正念場を迎えており、特に実需見合いの慎重な生産対応が求められる。







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