2011年8月12日

関東地区の薄板、値上げ環境整わず

 関東地区の薄板市況は底ばい商状。需要低迷と在庫過剰で好転の兆しが見られないまま、旧盆入りとなった。6月末時点で420万トンの薄板3品在庫が適正水準とされる340万―350万トンまで圧縮されるまでには相当な時間がかかるとみられる。関係者は東京製鉄の9月販売価格に注目しているが、直近では立て続けに鉄スクラップ買値をトン当たり500円引き下げていることから、早くも値下げとの観測が広がっており、薄板市況の底割れも懸念されている。







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