2011年9月1日

普通鋼在庫、国内向け2カ月連続減

 国内向け普通鋼鋼材在庫は7月末に543万トンと前月比3・0%減り、2カ月連続で減少した。4月に急増して以降の最低値。出荷は減少したが、電炉中心に生産が減り、メーカー、問屋とも在庫削減が進んだ。

 輸出船待ち在庫は円高による受注減の影響を受け、117万6000トンと1・0%増え、2カ月ぶりに増加。国内は需要産業の回復が進展し在庫減の傾向だが、輸出在庫は為替動向など環境が厳しく、減少しにくい情勢だ。