2011年11月1日

鉄スクラップ続落 国内市況、底値見えず

 国内鉄スクラップ市況が先週末にも続落し、10月中の下落幅は1カ月で約7000―8000円(21%)に達した。東京製鉄をはじめとした国内電炉各社の鉄スクラップ買値引き下げと、韓国を中心とした東アジア向け新規輸出価格の下落が連動し、「市況下落に歯止めがかからない状態」(流通筋)に陥っている。