2011年12月13日

鉄スクラップ市況続伸 東ア向け輸出好調映す

 国内鉄スクラップ市況が続伸した。東アジア向けの輸出市況が好調に推移する中、東京製鉄が10日入荷分から、全工場で鉄スクラップ買値を引き上げたほか、関東、関西両地区のメーカーが値上げを実施した。

 9日に関東鉄源協同組合、関西鉄源連合会がそれぞれ実施した輸出共同入札では、平均落札価格がFASトン3万1000円台と、足元の輸出価格、国内相場から見て高値の結果となり、「韓国以外からの引き合いも増え、まだ先高観がある」(流通筋)と、堅調推移が見込まれている。

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