2012年1月13日

関西電炉、鉄スクラップ買値下げ広がる

 関西の鉄スクラップ市況が、調整局面を迎えている。東京製鉄が12日入荷分から、岡山・九州・高松工場の鉄スクラップ買値をトン当たり500円引き下げ、大阪・姫路両地区でも、同日から電炉各社の値下げが広がった。

 同地区電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格(H2)は、トン3万1000―3万2000円前後、一部3万2500円前後に下落。西日本を中心とした相場の下落について、「JFEスチール西日本製鉄所の購入休止など、高炉各社の市中鉄スクラップ購入停滞も影響している」(流通筋)という。