2012年2月21日

メッツオ・ジャパン、アジアでグループ連携

 鉱物処理や金属リサイクル向け設備の販売などを手がけるメッツォグループ(本社=フィンランド)の日本法人、メッツォ・ミネラルズ・ジャパン(本社=横浜市港北区、横山文雄社長)の2011年の受注実績は震災被災地向けの案件もあって金額ベースで計画比約2割増となった。業績については一部の売り上げを次年度に繰り越し、当初計画(売上高18億円、経常利益7000万円)に対して約7割を達成したと見られる。

 12年については、これら繰り越し分が売り上げ計上されるものの、国内の厳しい市場環境が利益を圧迫する要因となりそう。既存ユーザーの更新需要の取り込みや新規顧客開拓のほか、グループのアジア圏での事業展開と連携したメンテナンス、サービスを拡充しながら利益確保に努めていく方針だ。