2012年7月11日

5月普通鋼受注、3カ月ぶり600万トン割れ

 普通鋼鋼材需要は東日本大震災以降、一進一退を繰り返しながら、緩やかな回復を続けてきたが、5月は3カ月ぶりに600万トンを割り込み、頭打ちとなった。

 日本鉄鋼連盟が10日発表した用途別受注統計によると5月の普通鋼鋼材受注は前年同月比15・6%増の592万2000トンで3カ月連続増となったが、前月比では3・4%減と2カ月連続減少。国内の自動車用が好調を持続しているが、船舶用や産業機械用が減少し、輸出も円高の再燃とアジア鋼材市況の軟化で前月を下回った。

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