2013年9月24日

鉄鋼市場の潮目変わる 7月鋼材受注 本年最高

鉄鋼業界の先行指標の一つである鋼材受注が7月、前年同月比4・1%増、前月比7・8%増の775万9000トンで本年最高となり、今後も緩やかな拡大が続くと見込まれている。好調な建設用は、東日本大震災復興、国土強靭化計画に加えて、ゲリラ豪雨や台風被災地の復旧、消費税増税前の住宅建築向けなどで拡大が続いている。自動車用も昨年後半はエコカー減税終了後の反動減に見舞われたが、今年は増税前の駆け込みや円高修正による完成車・部品輸出の戻りもあって回復を続ける見通し。建築着工、機械受注などの経済先行指標も好転している。需要が回復する一方で、高炉メーカーは供給余力がすでに乏しく、輸入鋼材も低水準で推移している。国内鉄鋼マーケットの潮目は変わった。







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