2013年12月10日

JFE、新型ハイカーボン材開発 加工性大幅に向上

 JFEスチールは10日、ギヤやピストンなど自動車の駆動系部品として主に使われるハイカーボン材(高炭素熱延鋼板)で、JIS規格品に比べ加工性を大幅に高めた新商品「スーパーホット―G」を開発したと発表した。加工性の目安となる破断伸び率は、炭素含有量0・35%のJIS機械構造用炭素鋼(S35C)が30%台前半だが、「スーパーホット―G」は40%台。これまで薄板プレス成形が困難で、鍛造・溶接・切削などを使い複数部品の一体化で対応していた駆動系部品のプレス成形化を拡大したい考え。

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