2014年1月31日

アベル ステンレスコイル材、電解技術で「黒色」量産

 ステンレスの表面処理加工を行うアベル(本社=大阪府八尾市、居相英機社長)は、めっきや塗装ではなく、酸化被膜自体を制御して発色させる独自の表面処理技術を活用し、特に意匠性や機能性の高い黒色に特化して、黒発色ステンレスコイル材の量産体制を確立した。装飾関連や光学用向けのサンプル出荷を進める一方、新たな市場開拓を進めており、同コイル材の販売増により、5年後をめどに、全社売上高を足元の約3倍にあたる10億円達成を目指す。