2014年9月11日

新日鉄住金 世界最強度建築鋼材 大林組が採用

 新日鉄住金は11日、世界最高強度の建築構造用超高張力鋼材1000N(ニュートン)級鋼が、大林組が建設した技術研究所実験施設オープンラボ2(東京都清瀬市)に採用されたと発表した。主要柱の4面ボックス向けの厚板で、数量は約100トン。東京スカイツリーに採用された降伏強度700Nよりも強度の高い超高張力鋼材で、国土強靭化の機運が盛り上がる中、関係者の関心を集めそうだ。新日鉄住金と大林組の両社は、きょう12日から神戸大学で開催される日本建築学会大会学術講演会で共同発表する。