2014年9月29日

内閣府SIP、革新的構造材料開発へ 4テーマ決定

 内閣府が推進する国家プロジェクト「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP)におけるテーマの1つである「革新的構造材料」(プログラムディレクター=岸輝雄・東京大学名誉教授)の研究開発テーマと研究責任者が決定した。科学技術振興機構(JST)が26日に発表した。2018年度までの5年間で革新的材料を開発することによって、車体や機体の構造重量を軽量化し、エネルギー利用の効率向上を実現するなど、航空機を主体に国内産業の強化につなげていく。さらに30年までに研究成果を生かし、関連部素材の出荷額で1兆円規模への拡大を目指す。材料開発だけでなく、産官学の連携で新たな構造材料研究拠点やネットワークを構築する。大手高炉メーカー等も参画する見込み。