2016年4月27日

航空エンジン用大型部材鍛造、新プロセス技術確立へ

内閣府が主導する国家プロジェクト「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP)の「革新的構造材料」成果報告会が26日、都内で開催され、約500人が出席した。一般公開された成果報告会は今回が初めて。

「耐熱合金・金属間化合物等の開発」の成果では、物質・材料研究機構に1500トン級の力量を持つ鍛造シミュレータを開発し、ニッケルやチタン合金など難鍛造材でも直径200―300ミリの試験片製作が可能になった。これを活用して鍛造及び材料データを取得し、これまで困難となっていた航空エンジン用ディスク等大型部材の鍛造で新プロセス技術を確立し、日本エアロフォージが持つ5万トン油圧式型打鍛造プレスへの応用を目指す。その他3領域でも着実に成果が出ており、順調に進捗している。

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