2015年7月6日

樋口・鉄産懇会長、7―8月で鋼材在庫適正化

 鉄鋼産業懇談会の樋口眞哉会長(新日鉄住金副社長)は3日の会議後、7―9月の鋼材需要見通しを踏まえ、「国内需要は後ろ倒しになっているようで、さほど盛り上がらない。前年同期比では各分野マイナスになっており楽観できない」と述べた。高止まりする鋼材在庫について「4―6月の消費が経産省の見方(需要見通し2551万トン)に近く、メーカーの考え(生産計画2605万トン)は少し甘かったため、調整が終わらなかった」と指摘。「7―8月で在庫調整を終わらせないと秋需をエンジョイできない」とし、在庫適正化を意識した生産調整を継続する必要があるとの見方を示した。







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