2015年9月1日

JFE建材の噴石避難シェルター 火山捜索活動に貢献

 昨年9月に死者・行方不明者63人を出し、戦後最大の火山災害となった御嶽山(長野・岐阜県境、標高3067メートル)で、7月下旬から8月上旬にかけて愛知・岐阜両県警や消防団などによる不明者の再捜索が行われたが、JFE建材が開発した「仮設シェルター」が、捜索隊員の噴石防御などのために設置され、活動に貢献した。本設用の噴石対策シェルターはコンクリート製、鋼製ともに設置例があるが、捜索隊員の避難用の仮設シェルターはこれまでに例がないとされる。御嶽山をはじめ、箱根山、口永良部島、桜島など火山活動が活発化する中、登山関係者の安全対策は急務といえ、同社では「土木、防災で培った製品技術をもとに、対策施設の提案をしていくので、関係者の方に役立てていただきたい」と話している。







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