2016年5月19日

日本製鋼所、広島に研究開発拠点 複合材料 最先端システム

 日本製鋼所は18日、広島製作所(広島市)に「複合材料研究開発センター」を今月開設したことを明らかにした。世界最先端技術となる二軸混練押出機とプレスから構成される熱可塑性樹脂を母材とした炭素繊維強化樹脂の成型品ができるシステムを設置し、自動車などの汎用構造部材への採用を目指す。ガラス繊維、炭素繊維などの長繊維を直接、連続的に二軸混練押出機に供給することで溶融された熱可塑性樹脂(加熱すると溶け冷却すると固化する)と炭素繊維をミキシングするプロセスで、生産性が向上し製造コスト削減にも寄与する。