2016年5月30日

JFES、TMCP型YP460級中板 船外板に初適用 板厚50ミリ以下 LNG船向け

 JFEスチールは30日、川崎重工業と共同で液化天然ガス(LNG)運搬船用の板厚50ミリ以下の中板で降伏応力(YP)460MPa(メガパスカル)級の高強度厚鋼板をTMCP(熱加工制御)製造によって開発、実用化し、MOSS型LNG船の船側外販に世界で初めて適用したと発表した。拡張されるパナマ運河が通峡可能なMOSS型LNG船の最大船型の設計で求められる高強度、軽量化ニーズに対応。従来の355MPa、390MPa級鋼板より15―30%降伏強さを向上、船体強度を強め最大船型を、船体の軽量化で輸送エネルギーの低減を実現した。高精度水冷装置・Super―OLACと靱性劣化抑制のJFEEWEL技術で大入熱溶接施工も可能とした。







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