2016年9月6日

中国主席、粗鋼能力1.5億トン削減 G20で改革実行を強調

 中国・杭州市で4―5日に開かれた20カ国・地域(G20)首脳会議で中国の習近平国家主席は「供給側の構造改革が重要」と語り、鉄鋼など能力過剰産業の改革の実行をアピールした。2016年から5年間で粗鋼能力を最大1億5000万トン削減すると明言。英国のEU離脱など世界経済の不透明感が増す中、各国の協力を仰ぎつつ、世界をリードする。「新たな保護主義の措置を承諾してはならない」と述べ、中国の鋼材輸出に対する批判をかわした。