2017年6月28日

鉄鋼主力商社、「稼ぐ力」さらに強化

 鉄鋼主力商社は連結収益基盤の拡充による「稼ぐ力」のさらなる強化に取り組んでいる。2016年度は国内需要と鋼材価格の回復遅れによって大手7社のうち6社が減収となったが、5社が経常増益、4社が最終増益となった。商社にとって「稼ぐ力」の指標の一つである連結売上高総利益率は、7社ともに世界同時好況期を上回っている。本年度は需要が緩やかに回復し、鋼材価格も上昇する見通しで、各社ともに増収増益を想定。2020年に向けて収益力をもう一段引き上げ、最高益の更新に挑む。

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