2017年6月28日

厚板シヤ工組石原理事長 建設需要、夏に本格化

 全国厚板シヤリング工業組合の石原慶明理事長(JFE鋼材社長)は26日、経済産業省ヒアリング後に会見し、2017年度第2四半期(17年7―9月)は今夏以降から建設関連需要の本格化を予測しながらも、本年5月の切断量が前月比2・1%減の14万トンに減退、在庫量が40万トン台に上昇した動きを勘案、「今後の動向を注視する必要がある」と慎重な見通しを示した。特に店売りは伸び悩み、メーカー値上げを受けた価格転嫁も遅れている状況だ。建材分野の取引適正化は書面契約普及への取り組みが最終段階とし、経産省、国土交通省の金属産業取引適正ガイドラインと要請文を踏まえ、改革を加速する。

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