2017年8月30日

鉄鋼メーカー、収益回復進展

 鉄鋼メーカーの収益回復が緩やかながら進展している。2017年度第1四半期(4―6月)の連結決算は高炉4社、特殊鋼電炉5社がそろって増収経常増益となり、普通鋼電炉上場11社は増収で、うち7社が経常増益となった。鉄鋼製品価格上昇によるメタルスプレッド(原料購入価格と販売価格の差)改善が主因で、特殊鋼電炉は需要回復も追い風となった。下期は遅れていた普通鋼の需要回復が本格化する見通し。鉄鋼メーカーが収益回復の足取りを確実なものとするにはメタルスプレッドの維持・拡大が最大の課題で、安定操業も不可欠となる。







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