2017年10月16日

方向性電磁鋼板 高炉、輸出価格引上げへ

 高炉メーカーは、欧米の大手重電・トランスコアメーカーとの間で今月半ばにも開始する来年上期(1―6月)の方向性電磁鋼板(GO)の輸出商談で、今年下期に続いて価格引き上げを図る構えだ。電力インフラ整備の増加などでGOを使う変圧器の需要が堅調で、高効率GO需給がタイト化していることが要因だ。値上げ幅については現時点で未定だが、需要地であるインド、中国、中近東などの市況動向を精査している。また各国で環境規制が強まる中、ミル側には「価値に見合った価格帯」への議論も深めたいとの想いも強いようだ。







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