2017年12月25日

経産省1―3月粗鋼需要見通し、2四期ぶり減2640万トン 季節要因で建築減

 経済産業省が25日発表した2017年度第4四半期(18年1―3月)の鋼材需要見通しによると、出荷等相当粗鋼需要量は前期実績見込み比0・9%減の2640万トンと2四半期ぶりに減る。鋼材需要は季節要因で建築が減るため内需が減るものの、外需の増加によって全体で増える。経産省金属課では内需は減る上、海外は過剰能力や通商問題のリスクも続くと指摘し、在庫の動向なども見極めた慎重な対応が必要としている。