2018年7月4日

高炉メーカー、薄板ひも付き交渉佳境

 今年度上期の高炉メーカーと大手需要家との間の薄板ひも付き交渉が佳境に入ってきた。主原料の価格変動、物流費や副原料の上昇、そして高機能材の構成比アップなど変数要因が増加したことで、需要分野によってはこれまでの主原料変動に依存した交渉から大きく変化してきている。主要分野の一つである電機向けでは4―6月期が1―3月期に比べてトン当たり3000―5000円の値上がりとなっている上、7―9月についても値上げ方向で交渉が進む。集中購買という大枠の中では反映が難しかった低採算品についても見直しが行われており、一部には同1万円近い値上げで話が進んでいるものもあるようだ。高炉メーカーにとっては今後の交渉が業績の本格回復に向けた正念場となる。







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