2018年12月20日

NEXCO西日本・日綜産業など3社、鋼トラス橋点検に新足場

 【大分】NEXCO西日本(酒井和広社長)と同社グループで道路維持修繕を行う富士技建(中薗明広社長)、仮設機材大手の日綜産業(小野大社長)の3社はこのほど、共同で鋼トラス橋の仮設検査路足場「ダブルハンガーデッキ」を開発した。鋼トラス橋の下弦に足場を設置し格点部(ガセット部)の腐食調査と補修工事を安全に行うために開発。従来工法の吊り足場よりも3倍早く設置でき、作業人数も2分の1以下に省人化できる。3社共同で特許を出願中(特願2018―089321号)。3社は今後、NEXCO西日本管内にある鋼トラス橋の点検・補修に活用していくほか、NEXCO東日本やNEXCO中日本、道路の建設・維持修繕を行う建設会社などへの横展開も視野に入れる。3社は18日、大分県日田市にある高速道路の鋼トラス橋で、同足場を本格採用した現場を公開した。