2019年1月24日

関西溶断業者、切板価格再度引上げへ 母材高で採算悪化改善

 関西地区の溶断業者は、早ければ来月にも切板の唱えを再度引き上げる方針。切板注文が昨年12月―今年1月にかけ、途絶え気味となる中で、地区の切板価格も10万5000―10万7000円(トン当たり、SS材、直線切り)で足踏み状態となっていた。一方で、国内外メーカーの母材値上げが確実に進み、溶断業者の採算は悪化。今回の再度の唱え引き上げはこうした採算悪化を改善するのが目的で、一部の業者は「年度末の3月までには11万円乗せを目指したい」としている。