2019年4月17日

世界鋼材需要伸び鈍化 19、20年とも1%増 WSA見通し

 世界鉄鋼協会が16日発表した見通しによると、世界の2019年の鋼材最終製品需要は17億3500万トンと前年比1・3%伸びる。中国に加え、第2の需要国に浮上するインドの伸びが寄与する。20年の世界需要は1・0%増える。中国が15年以来の減少に転じる一方、インドは伸び続ける。世界の鋼材需要の伸びは続くものの、世界経済の減速に従って需要の伸びは緩やかになるとしており、貿易や金融市場の動向次第で下押し懸念もあるとみている。