2019年4月19日

太陽シャーリング、3年で生産基盤強化 人材育成・設投進める

 日本製鉄の中国地区拠点シャー・太陽シャーリング(本社=広島市、天谷武社長)は2019年度から2~3年を掛け、ソフト・ハード両面で生産基盤の強化を進める。社員の多能工化や厚板の手開先など高難度技能の伝承に取り組むほか、天井クレーンの更新・能力アップ、工場建屋の改造、加工設備の更新、新しいCAD・CAMシステムの立ち上げを計画する。主力の造船向け切板の加工量減少が予想される中、建築、産業機械向けなど陸上分野での加工需要に対応できる体制を整え、安定成長を目指す。