2019年5月29日

ミドレックス、商業生産50周年式典開く 「継続的に技術高める」

 神戸製鋼所は29日、100%子会社であるミドレックス社による独自の直接還元製鉄法「ミドレックスプロセス」がこのたび商業生産の開始から50周年を迎え、記念式典を開催したと発表した。

ミドレックス社は、米国オレゴン州ポートランド市のオレゴン・スチール・ミルズ社(当時)向けに初号機を納入し、1969年5月に生産を開始した。それから50年後にあたる今年5月、初号機の商業生産開始50周年を記念し、技術開発と初号機の稼働を支援したエンジニア3人(旧社長1人を含む)を表彰するため、生産開始当時から現在に至るまでの従業員が一堂に会し記念式典を行った。

式典でミドレックス社のスティーヴン・モンタギュー社長兼CEOは、「ミドレックス社の先輩方が制定した優れた技術標準は、現在でもわれわれの模範となり、進むべき方向を示してくれている。われわれはミドレックスプラントの性能を最大化すべく、環境にも配慮しつつ技術を継続的に向上させていく。また、従業員への技能訓練や雇用を通じて、地域社会への還元も行っている」とあいさつした。

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