2020年4月15日

関西地区、厚板定尺8万円割れ

関西地区の厚板定尺市況はこのほど、コイルカット品が1000―2000円程度下落し、7万8000―7万9000円(トン当たり、16ミリ厚の4×8サイズ、特約店段階の置き場渡し)どころが実勢化した。厚板定尺のコイルカット品が8万円割れとなるのは2017年4月以来、約3年ぶり。需要の減退に加え、材料の熱延コイルの在庫がコイルセンター段階で潤沢。供給圧迫感が強く、流通は弱気一辺倒の販売となり、下げ足を速めている。厚板ミル品の定尺市況はコイルカット品より下げがやや遅いものの、基調は弱い。

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