2020年5月14日

鉄鋼製品メーカートップが警鐘 落込み「リーマン以上も」 新型コロナとの闘い

 新型コロナウイルスによる対面業界への影響が当初の自動車から、建設や機械、容器など、産業界全体に広がっている。鉄鋼業界でも各社が感染防止対策を徹底し、一部では自動車メーカーなどの需要家の操業休止に合わせ、一時帰休や出勤者数の削減といった取り組みも始まっている。一方、鋼材流通では、メーカーの動向にも関心が高まっているが、緊急事態宣言に伴い原則在宅勤務となっているメーカーが多く、通常時よりも情報が得られにくい部分もある。こうした中、リーマン・ショックを経験し、現在も新型コロナ対応の陣頭指揮にあたる鉄鋼製品メーカー社長が取材に応じ、内需主体の分野については「本格的な影響が出るのはこれから」とした上で、「落ち込みの深さはリーマン・ショックとは比べ物にならないだろう」と警鐘を鳴らした。

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