2020年10月15日

日鉄ステンレス鋼管、10月契約から溶接管全品種値上げ

 日鉄ステンレス鋼管(川端廣己社長)は、溶接ステンレス鋼管の全品種について10月契約分から現行比8―10%引き上げる。鋼管需要の回復が想定される中、人件費や諸コストの上昇が見込まれることから値上げを決めた。同社では「取引の継続性や多寡などを総合的に勘案した対応」とした上で、「商品価値に見合った適正マージンを確保することで、事業の継続と安定供給につなげる」としている。