2020年6月25日

関東地区の普通鉄線市況3000円下落

 関東地区の普通鉄線市況は、6月に入って以降軟化傾向を強め、先月末から足元にかけてトン当たり3000円方下落し、4ミリの規格線が13万9000円、一般用線が13万1000円どころとなった。地区の需要は新型コロナウイルス感染拡大により低調な状態となっている。  建築関連はコンクリートパイル向けなど一部堅調なものもあるが、建築着工の延期や工期の遅延により全般的にさえない。土木関連は現段階で当初計画が大きく変更されるケースは見られないが、先々は計画の見直しがあるとの見方がある。「建築は基礎工事までを済ませる傾向にあるため、杭関連が動いているが、その後は工程の延期や中止が増えており、全体として需要が伸びない」(流通筋)。

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