2020年10月1日

普通鋼鋼材、8月末の国内向け在庫率上昇

 日本鉄鋼連盟が30日に発表した普通鋼鋼材需給速報によると、8月末の国内向けの在庫率は188・8%と前月比15・2ポイント高で3カ月ぶりに上昇した。需要の回復状況をみて高炉メーカーが生産を増やし、一時的に在庫が増加したとみられる。輸出向けの出荷が増えたことで全在庫率は130・3%と2・2ポイント下がった。高炉の生産は9月以降徐々に増えるが、需要の回復も進み、在庫調整が進む見込みだ。