2020年10月23日

Ni系ステンレス冷延薄板市況 関東、上値様子見の展開

関東地区のニッケル系ステンレス冷延薄板市況は、上値様子見の展開。流通は下値を切り上げ、トン1万円の上伸を目指す。引き上げ時期を「10月中には引き上げたい」との声もあったが、需要の後押しが弱いこともあり、強もちあい基調。市中相場はSUS304(2ミリ、2B)がトン35万―36万円どころ。16日にニッケル価格が急騰し、今後のメーカー価格引き上げの可能性も残ることから、一部の流通は「1万円以上の転嫁が必要」など、さらなる値上げに含みを持たせる。

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