2021年3月16日

「鉄鋼新経営 2030年に向けて」大和工業社長 小林幹生氏 コロナ禍、EC化が奏効 タイ・ベトナムで相互補完

 ――国内鉄鋼事業は、新型コロナウイルス禍の影響を大きく受ける1年となった。

 「新型コロナによる経済的なダメージが大きく、国内の建設用鋼材需要は低迷し、原料高に対する製品値上げが遅れている。2021年3月期の営業利益は前期比16・2%減の95億円となる見通しで、特にこの1―3月期は昨年11月から年末にかけて急騰した鉄スクラップの影響を大きく受ける。ただ、20年度の国内鉄鋼事業における生産・販売見込みは、前年からの落ち込み幅が10%にも満たない。同社では昨年からECサイトの本格的な運用を開始しており、コロナ禍でテレワーク・在宅勤務が広がる中、受発注業務の大幅な効率化が一層功を奏したとみている」








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