2021年3月22日

東京地区 縞鋼板市況1万円上昇

 東京地区の縞鋼板市況はメーカー値上げを受けた有力扱い筋の唱え上げが浸透し、年始からの上昇幅はトン当たり1万円となった。薄板類に比べると、縞鋼板市況は出遅れ気味で、価格転嫁に積み残しが出ているが、足元は鉄鋼メーカーからの入荷難により、歯抜けサイズが確認され、「値上げ環境が整いつつある」(有力扱い筋)。扱い筋は帳端明けから唱えを引き上げるとともに、4―5月にかけて「1万円以上の転嫁を進める」(同)構えだ。